1dayコース 一人で貼ってみよう 2020.03.07
今回は、1月に1dayコースを受講頂いたメンバーの追加(2回目)講習です。
やはり皆様、受講中は分かった気になっていたが、いざ持ち帰って貼ってみようとするとよく分からなかったとの感想でした。始めは、誰でもそうなりますので、まずは復習からやっていきましょう。
前回の復習
大腿四頭筋、膝蓋靭帯、腓骨頭、脛骨隆起それぞれの位置関係を確認しながらテーピングを行いました。
- 大腿四頭筋は次の4種…外側広筋・内側広筋・中間広筋・大腿直筋
- 大腿直筋のみ2つの関節(股関節・膝関節)を通るので他の3種と働きが異なる
- 膝蓋靭帯はマラソンや縦走、ジャンプなど膝の使い過ぎの障害を起こしやすい
- 脛骨隆起と腓骨頭の高さは同じ
より実践的な膝のテーピング
右足のテーピングが前回の復習です。
そして左膝は、前回より少ないテープのカット数と部分テンションの応用で同じ効果が得られるというものです。カット数が少ないという事は早く貼れ、剥がれにくく、激しい動きにもテープが追随できます。
この貼り方は、大腿直筋のテープが膝のお皿の上を通るため、お皿の動きを邪魔しないよう貼る必要があります。膝を十分に曲げテープは置くように引っ張らずに貼っていくのがコツです。テープの理論を理解して、より実践的なテーピングを心がけましょう。
足関節の不思議
続いて、ランニングや登山での長い下りの時に疲労しやすい前脛骨筋・長拇趾伸筋のテーピングです。初めに、「歩く」「走る」とはどのように足が働いているのかを覚えます。
貼る時は拇趾~足首、足首~腓骨頭(足三里も可)と分けて貼っていきます。足首を底屈して貼るのでどうしても、分割して貼らざるを得ません。
捻挫はどうして起きるのか
続いて、捻挫のテーピングと腰(腰方形筋)のテーピングを行います。まずは関節の運動方向や、内反捻挫が起きやすいメカニズムなど座学で学びます。
腰方形筋に関しては、対角にある中殿筋との連動が大切です。「足をあげる」→「歩く・走る」という、普段無意識に行われている動作を細かく分解して、どのように腰と殿筋群の筋肉が連動しているのかを学びました。
捻挫のテーピングは4本のテープで構成されます。そして、1本のテープの中に異なった張力をかけて貼っていく、少しテクニカルなテーピングです。
他には、デモンストレーションとして「突き指」「腰痛」など体の故障をカバーするテーピングを行いました。
次回は、腕や手首、肩周りのテーピングを行う予定です。
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