応用コース 180128 第1回目
さて、今回は基本コースを終了された方が受講される応用のテーピングです。
応用コースは、臨床に即した形ですぐに現場で使えるテーピングになっています。
その分内容も多く濃い物になっていますので、頑張っていただきたいと思います。
今回の応用コースは、上肢を中心としたトラブルについて学んでいきます。テープの加工や、テーピングに複合的な機能を同時に持たせたりと、ちょっとテープの扱いが面白くなっています。
応用コースのテキスト
テキストは、こんな感じになっています。目次からもわかるように、各部分のいわゆる疾患別に学んでいきます。筋肉のイラストや機能、症状の状態など細かに説明をのせてますので、自宅学習においても十分に復習予習ができるようになっています。
後頚部の痛み
- 症状:風邪のひき始めの背中の悪寒、首のコリ、頭痛や目の痛み、寝違えなど
- テーピング:肩甲挙筋、頚板状筋、頭板状筋へ貼ります
胸郭出口症候群
- 症状:主に腕のしびれを訴えます。他に手のむくみや頸への痛みがあります。部位によって、斜角筋症候・肋鎖症候・過外転症候に分けられます
- テーピング:関係する、斜角筋、鎖骨下筋、小胸筋へ貼ります。棘上筋をベースにして小胸筋を開くようにします。
肩周辺の痛み(肩甲骨内側)
- 症状:いわゆる肩引きが痛むといわれるものです。ここが痛むと肩周辺に痛みが広がり、顔面痛が関連して現れることもあります。
- テーピング:小大菱形筋、僧帽筋へ貼ります。下部僧帽筋と大菱形筋は直交することに注意して貼りましょう。
今回は、上肢14部位へのテーピングを学びました。受講生の方も、現場でテーピングを実践されているようで、大変テープの扱いがスムーズでした。
次回は体幹へのテーピングですが、腰痛や坐骨神経痛などよくある疾患ですので楽しみにしてくださいね。ではまた。
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